「宇宙塵(うちゅうじん)を探(さが)して観察(かんさつ)しよう」


 1月12日(月・祝)は鳥取市(とっとりし)こども科学館(かがくかん)を会場(かいじょう)に「宇宙塵を探して観察しよう」をおこないました。

 まずは中川リーダーから、宇宙塵とは何かについて説明(せつめい)があり、その後「もし宇宙塵採集器(さいしゅうき)(700平方cm)に1週間に1つ の割合(わりあい)で宇宙塵が降(ふ)って来るとすると、1年間に地球全体に降る宇宙塵の重(おも)さはどれくらいになるか」という計算にチャレンジしま した。ケタが多く大変でしたが、宇宙塵の比重(ひじゅう)を8、大きさを10マイクロメートルとした場合、なんと1万2千トンにもなることがわかりまし た。

 そして、中川リーダーが2014年10月18日から毎週10週間に渡って、2リットルペットボトル4つを改造(かいぞう)して作った宇宙塵採集器で集め たチリの中に宇宙塵があるかどうか、顕微鏡(けんびきょう)で調べました。倍率(ばいりつ)100倍くらいで見ると、宇宙塵はまん丸く真っ黒に見えます。 確(たし)かめるために400倍まで拡大(かくだい)すると一目瞭然(いちもくりょうぜん)です。ななめから光を当てると、パチンコ玉のように輝(かが や)くので金属質(きんぞくしつ)であることもよくわかりました。

 集めたチリのうち8週分を詳(くわ)しく探しましたが、4つの宇宙塵らしきものが見つかりました!(下画像) ちょうど2週間で1つの割合となり、金属質の宇宙塵が推定(すいてい)6千トン、毎年地球に落ちてきているということになりました。

 そこで活動時間が終わりとなったのですが、宇宙塵探しにすっかりとはまってしまった団員たちは、時間が過(す)ぎても黙々(もくもく)と探し続けていま した。鳥取市こども科学館の雨どいのドロも探してみましたが、やはり宇宙塵が見つかりました。私たちの身の回りにたくさん隠(かく)れているんですね。 ビックリです!





まずは宇宙塵についてお勉強
顕微鏡で探しました


今回見つかった宇宙塵らしいもの



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