スペシャル企画(きかく)「銀河(ぎんが)の撮影(さつえい)にチャレンジ」

 5月23日(金)の夜、中学生以上の団員を対象(たいしょう)とした活動「銀河の撮影にチャレンジ」をおこないました。これは中学生以上の団 員が増(ふ)えたことに対応(たいおう)するため、初めて企画した活動です。10人程度で実施する予定でしたが、当日の晴天も手伝って、最終的(さいしゅ うてき)には24人もの参加があり、にぎやかな活動となりました。

 まずは103p望遠鏡(ぼうえんきょう)を通して銀河を目で観察(かんさつ)し、今から150年くらい前の天文学者の観測を追体験(ついたいけ ん)しました。この日は星空の透明度(とうめいど)が良く、子持ち銀河のうずまきなどを参加者全員が確認(かくにん)できました。そして、ついでながらク エーサーとして有名な3C273という天体も確認し、観察会史上(しじょう)もっとも遠い天体(24億(おく)光年(こうねん)!)を見ることもできまし た。

 その後は望遠鏡に冷却(れいきゃく)CCDカメラを取りつけ、先ほど目で見た銀河を撮影してみました。30秒露出(ろしゅつ)後、モニターに銀河 が映し出されると団員たちは歓声(かんせい)を上げていました。ちょうどM106に超新星(ちょうしんせい)が出ていたので撮影してみましたが、銀河中心 核(かく)からわずか3秒のところだったため、当日の空気のゆらぎの悪さも手伝って、残念(ざんねん)ながら確認できませんでした。そして、かんむり座銀 河団を撮影し、3ヵ月前に撮った画像と見比(くら)べて、超新星が現れていないか、全員でチェックしました。残念ながら、超新星は現れていないようでし た。

 最後は団員たちが持参(じさん)したデジカメを望遠鏡につけて、撮ってみたい銀河を撮影しました。感度(かんど)6400などに設定(せってい) できる新しいカメラでは、たった30秒露出で驚(おどろ)くほど銀河が写り、みんなで大いに盛(も)り上がりました。そうこうしているうちに24時を過 (す)ぎたので、今回の活動は終了(しゅうりょう)となりました。その後、希望者(きぼうしゃ)は外の広場で天の川を見たり、撮影したりして、今回も宇宙 を大いに楽しみました!



団体が撮影した「子持ち銀河」



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