「西まりま天文台で宿泊活動」


 10月29日(土)〜30日(日)は、日本を代表する公開天文台「西はりま天文台」で宿泊活動をおこないました。毎年2回の宿泊活動は、いつも鳥取市さじアストロパークでおこなっていましたが、リーダーや協力いただける保護者(ほごしゃ)の方が増えてきたので、今回は思い切って他(ほか)で宿泊活動をおこなってみました。

 この活動ではまず、地球外知的生命探査(たんさ)(SETI(セチ))で有名な鳴沢(なるさわ)研究員に「本当にいるの? 宇宙人〜地球外文明探査の現場より〜」という講演(こうえん)をしていただきました。「世界の鳴沢研究員」に貸切で講演をしてもらえるとは、なんともぜいたくなことですが、子どもたちにもわかりやすくセチの話をしていただきました。およそ1時間の間、じっくりとお話を聴(き)くことができました。

世界の鳴沢研究員に貸切で講演して
いただきました。ありがとうございます!
しっかりと食事をして元気もりもり 日本国内最大の望遠鏡「なゆた」を詳しく
説明していただきました。高橋研究員さん
ありがとうございます!

 その後、夕食をしっかりと食べてパワーアップしたところで、国内最大の2m望遠鏡(ぼうえんきょう)「なゆた望遠鏡」での天体観察会となりました。雲は多いながら「木星」や「おりひめ星」などを見ることができました。天気予報では雨の可能性が高かったので、まさか天体観察ができるとは、うれしい誤算(ごさん)でした。観察会終了後、無理を言って、なゆた望遠鏡を詳しく説明していただいたり、記念撮影をさせてもらったりと、至(いた)れり尽(つ)くせりの対応をしていただきました。鳴沢研究員と高橋研究員に感謝です! また、遅くまで残っていただいた石田台長もありがとうございました。

 宿舎に戻(もど)ってから、高橋リーダーがゲットした国際宇宙ステーションで使われている臭(にお)わないTシャツや、YAC本部からいただいたフランス国立宇宙研究センター(CNES、クネス)の帽子(ぼうし)をかけたジャンケン大会をおこないました。いつもはここから朝までGOGO(ゴーゴー)なのですが、今回はふつうの宿泊施設なので、おとなしく寝ました。(^^;

賞品をかけて、壮絶な?ジャンケン大会 かまどを借りて、やきいもをしました
雨でしたが屋根もあって問題なし

 朝はラジオ体操(たいそう)の時間より前から子どもたちは活動を始めていました(大人のほうが遅くまで寝ていました)。朝ごはんをしっかりと食べて、5月の活動で植えた(実際には雨で植えつけはできませんでしたので、アストロ職員が植えた)サツマイモを焼きました。時間がなく、バタバタとした作業になりましたが、みんなで協力して作業ができました。しばしの自由時間の間にミュージアムショップで買い物に行く人や、焼きイモの作業をがんばる人など様々でしたが、なんとか10時ごろにはイモも焼けて、みんなでおいしくいただきました。

 あっという間に出発時間となり、集合場所だった「用瀬(もちがせ) 流し雛(びな)の館(やかた)」に戻ってきました。鳥取自動車道のおかげで、とても楽でスムーズに西はりま天文台から戻れました(50分くらい)。なんだかさっき出発したような不思議な感じがしましたが、今回はギュッと内容が詰(つ)まった、なかなか興味(きょうみ)深い宿泊活動になったと思います。

なゆた望遠鏡で記念撮影させていただきました。
西はりま天文台のみなさん、ありがとうございます!


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